大分市の市立学校では、保護者との連絡に「すぐーる」というシステムが導入されています。体調管理や出欠確認をアプリ上で双方向に行えるなど、非常に優れた仕組みで、導入率はほぼ100%です。しかし現状では、学校と保護者の間でしか使えず、PTAや放課後児童クラブといった地域団体は利用できません。 私自身、PTA役員として活動していた際、イベント準備で人手が足りなくなっても、連絡がスムーズに取れない苦労を経験しました。「すぐーる」を活用できれば、もっと効率的に協力を呼びかけられたはずです。 熊本市では、既にPTAや地域団体の利用を認める運用が始まっています。大分市でも、既存のシステムを柔軟に活用すれば、新たな開発費をかけずに地域と学校、保護者が一体となれる体制を整えることができます。 市議会では、この運用見直しを提案しました。教育委員会も今後の課題として検討する意向を示しています。 便利な仕組みを、もっと身近に。 学校・家庭・地域が共に子どもを支える社会を目指して。 | Naoki Yoshikawa